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2021/11/04「仕事」という違和感 研修生の愛です。ファームに来て早5ヶ月、ふと思ったことを書きます。
ある朝、友人からLINEのメッセージが届いた。
「今日も仕事頑張ってね〜!」
彼女は都市部で会社勤めをしている。
私はこのメッセージを見て、なんだか違和感を覚えた。
仕事、か、、う〜ん、??
そのとき私は5:30に起きて、朝の牛のお世話に行く準備をしていた。
それからその日、牛の世話をして、野菜の収穫をしているあいだ、「仕事」という言葉について考えていた。
そういえば、ファームでのあれこれを「仕事」と呼ぶの違和感あるな、と。
自分たちが食べるため、会員さんにシェアするための野菜をつくり、夏には自分が住むための家を建てていたし、ある日には自分が用を足すためのトイレの穴も掘っていた。笑
これらのことをなんというか、「仕事」というより、あぁそうだ、「生活」と呼んだ方がしっくりくるかも。
私は「生活」を頑張っているのだ。
確かに、以前に会社勤めをしていたときには、確実に「仕事」をしているという意識のもとで日々暮らしていた。
その会社では観葉植物など、インテリアのための植物を販売、レンタルする業務を行っていた。
決まった時間に職場に行き、決まった業務をする。もちろんその日の作業やスケジュールを自分で組み立て、自分で能動的に業務を行うこともあったが、それは全て仕事だった。
大好きな植物に毎日触れることのできる業務だったが、仕事だった。
一方で、いまファームでのあらゆる業務は、それとは感覚が違う。
それと共に、自給自足でのほほーんと暮らしているだけでもない。
CSAの会員さんに会費をいただき、バイオダイナミック農法の野菜をシェアする。
牛を放牧で育て、その乳製品を加工し、販売する。
それは大規模ではないが、経済活動を行なっていると言えるだろう。
それでも仕事という感覚と少し異なるのは、それらの一連の流れが身の回りで動いているからかもしれない。
それに、天体の動きに従って農作業を行う日々は、地球と宇宙のつながりを感じざるを得ないし、「仕事」という枠組みを超えた、自分にとっても地球にとっても大切なことを行なっているという感覚にしてくれるのかもしれない。
と、そーんなことを考えた日でした。
↓写真は内容と全く関係ないですが^^;
秋の調剤講座でつくった500番の調剤。
牛の角に牛糞を詰め、土の中に埋めました。
春に取り出すのが楽しみです!
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Edited by ファームメンバー 2021/11/04 16:40:36
Last Modified 2021/11/04 16:47:57
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