ソフィア・ファーム・コミュニティー [バイオダイナミック農法]
A Biodynamic CSA Farm
based on Rudolf Steiner's indications for a healing, ecological, and spiritual approach to a sustainable care of the Earth.
バイオダイナミック農業の生産物は、食べる人の人生の課題に気づき、行動する力を与えてくれると言われています。
ソフィア・ファーム・コミュニティはバイオダイナミック農業を実践し、心の栄養となる生産物を供給していきます。
ソフィア・ファーム・コミュニティの活動を通して、少しでも地球を癒せればと思っています。
皆様のお力をお借りして、野菜や動物を育て、環境に配慮し、
地球を癒す生き方にチャレンジする多くの方に、学びの場を提供できればと願っています。
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2008/10/09
無肥料栽培について
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緑肥を刈り倒し、乾燥するのを待っている折笠農場の無肥料栽培畑で、木村さんの説明をうけているところ。

先日、無肥料栽培法を推進される奇跡のリンゴ農家、木村秋則さんと、この春までバイオダイナミック農業認証団体デメター・インターナショナル理事でもあり、事務総長でもあったペーターさんとお会いしたことを日記 デメター協会事務総長、国際デメター協会理事Drペーターと木村秋則さんに会うに書きました。

その時のことですが、木村さんが堆肥はよくないとおっしゃられていて、参加されていた方が、そのことを質問されました。私もとても興味あるところだったので、木村さんの考え方を聞き耳を建てて聞いておりました・・・
木村さん曰く「未熟の堆肥を畑に入れるのはよくない。完熟されて森林の土のようなフカフカな堆肥は問題ない」とのことでした。(参考:木村秋則さん著「自然栽培ひとすぎに」P131より)

木村さんは、土を森林の土のようにすることを力説されており、そのために豆科の植物を使うことを基本として無肥料栽培を推進されています。それで、とにかく土に負荷(負担)をかけないことを第1に考えていらっしゃり、緑肥をすき込む方法も、自然界のあり方に学び、落ち葉を例に例えて説明してくださいました。落ち葉は、必ず乾燥しカラカラになった後に大地に入るのと同じように、緑肥を育て、種が熟したあとに、チョッパーなどでカットし、そのまま大地に草がからからに乾くまで置いてから土にすき込むと、自然のあり方と同じになり、大地に負荷をかけず、微生物が喜ぶと。
大地に肥料をすき込む、という考え方ではなく、大地を喜ばす、微生物を喜ばす、つまり微生物が生き生きと活動している土つくりをすると、自ずと作物が育つ、という考え方だと思いました。

ちなみに、十勝の幕別で有機農法で17ヘクタール作り無肥料栽培を実践されている折笠農場の土の温度を地表から地下に10センチごとに計っていったところ、下にいくほど地温が上がっているという結果がでました。
木村さんの説明によると、そのわけはバクテリアなど地中の生き物が活発に生きている発生熱の結果で、そのような土壌になると慣行農園が隔年結果であるのに対し、木村さんの農園では周囲が霜害などに負けて大きな被害があっても負けず、肥料を使った畑よりも大きな実を毎年つけるほどになったそうです。(参考「現代農業2008年10月号より)


左からペーターさん、このみ、木村さん、折笠さん(父)、折笠さん(息子)、アース技研代表の佐藤さん(この方が堆肥の質問をされました。


そこで、私なりに考えたことですが、前回の日記 デメター協会事務総長、国際デメター協会理事Drペーターと木村秋則さんに会うにもペーターさんがおっしゃったことを書いたように、バイオダイナミック農業は、宇宙の力を大地に繋げる農業であり、そのただ処理するため、または有機物を増やす役割として無肥料栽培で捉えられている堆肥を、一歩進めて宇宙のエネルギーをもたらすものとして大地に入れることで、更に大地に対しての働きができるのではないでしょうか!!!!!!!

どちらが優れているとか、劣っている、ということを言おうとしているのではありません!!!どうぞ私の言い方からそのように取られることがありましたら、私のつたなさからですので、ご理解ください。

私は、無肥料栽培なり、バイオダイナミック農法なりどんな農法でも、多少の違いはあれ、同じ「世界がよくなるため」という目標があれば、お互い繋がっていき、共働していけると思うのです。

デメターのペーターさんも今回日本に来て、木村さんの農法を学び、デメター協会を引退した今、さらに先に進む方法として、木村さんのメソッドをドイツに持ち帰り、広めたいと考えていらっしゃいました。
ちなみに、今まで日本でバイオダイナミック農業に関連のある方々(本なのでバイオダイナミックのことをふれていらっしゃったり、シュタイナー農業講座を学んでいらっしゃる方、私たちもその農法に興味を持っていた方々など)折笠さんをはじめ、ランラン・ファーム(りんごの自然栽培、ヤギのチーズ)、十勝清水、中洞牧場(自然放牧酪農 岩手、斉藤晶さん(自然放牧酪農 北海道旭川)、下堂園(自然栽培のお茶 鹿児島)、生命農法研究所(自然養鶏、自然栽培の米、野菜 栃木)なども木村さんのお仲間だと今回いただいた資料を見て、知りました。

バイオダイナミック農業も人類も、限りなくこれからも進化していくと思っています。
まだまだまだまだまだ・・・私たちは進化の途中であり、この太陽銀河が目標とするところは・・・・・・・・
遠ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくにあるのですから!!!
シュタイナー的宇宙進化論の観点からいくと、私たちは、地球期段階のやっと半分過ぎ頃にいるようですよ!

そう考えると気長くなりますね..なりたいもんですね・・・・へへへ(反省!)

今回は、かなり熱く語ってしまいました。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。

世界が平和でありますように!



[このみ/ Konomi CampbellComment(0)]

Edited by このみ/ Konomi Campbell 2008/10/09 14:15:47
Last Modified 2009/08/24 06:33:32

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