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2012/02/04スイス旅行記13 ゲーテアニム農業部門代表と

最終日、午前中のレクチャーの後は、ホールに集まり、言いたい人が言いたいことを言う、フリートークの時間でした。
その中で、このカンファレンスに参加した10代がステージに出てきて、それぞれが感想を言っていたのが、スゴかった。
この子、10代だったの〜!!!と驚き!
その意識と行動、意志の高さ。全員がシュタイナー学校の生徒とはわからないけれど、ほぼそうでしょう。
カンファレンス中にレクチャーの中で個人的に若い人達と話しましたが、彼らはシュタイナー学校卒業後、オランダのバイオダイナミック農業学校に行っていて、この会に仲間と共に参加していると言っていた。30年、40年とバイオダイナミックやっているおじさんたちと混じって話しても臆すること無く、自分の過去や思い、意志を伝える朗らかさと輝くほどの希望を彼らはもっている。シュタイナー教育、やっぱりスゴイわ。
しかし、彼らが感動的なことを話している間、私はベンにそそのかされて、自分も最後に一言みんなに何か伝えなきゃ!と思い、半分聞きながらも自分の言うことメモっていた。公なスピーチは最初と最後だけ私が英語で話し、後はベンに任せたのだったが、ここでこのみ英語(つまり文法的でないムチャクチャ英語)でのスピーチを話すことに!?!?!?
言った内容は、「この素晴らしいチャンスを私たちに与えてくださって、ありがとうございました。ベンと私にとって、ゲーテアニムは初めての体験でした。長い間、私は人智学的な学びや雰囲気から遠ざかっていて、毎日毎日働きに働き、疲れて寝る!日々でした。(ここで笑いが起こる。私の言ったwork,work,workが可笑しかったらしい)ここで受けたレクチャーや芸術は私の魂を洗濯し、クリーンにしてくれました。
日本には、沢山のよい友だちや支援者がいます。が、私たちはあまりバイオダイナミックのことを話す友達がいなく、時々寂しく思っていました。ここに来て、ハロルドとニコライに会えて嬉しかったのですが、今は、とても沢山の友人が世界中にできました。昨日の私たちのスピーチのあと、沢山の方から「ガンバッテネ!」とか、「あなた達の未来を祈っています」など励ましのことばを沢山の方々からいただきました。私はとても心強くなりました。
どうか、私たちが日本でこのようにバイオダイナミックを広げようと奮闘していることを覚えていて下さい。そして応援してください。
機会があれば、是非日本にお越しください。一緒にバイオダイナミックをしましょう。ボランティア大歓迎です。若い人達にも日本をお勧めします。日本にはステキなナチュラルな温泉がありますよ!(笑)一緒にいい時を過ごしましょう。
ありがとうございました!!!!!!!!!!!
つづけてベンも、たまらなくなったように立上り、話しました。
2007年の春、世界のために何かしなければと思い、バイオダイナミック農業に生涯をかけると決めた。そしたら人生がどんどんと開け、その秋にこのみとアメリカで会った。このみはアメリカにはすでにバイオダイナミックの動きがあるが日本のバイオダイナミック農業は助けを必要としていると言った。自分は世界のどこでもバイオダイナミック運動ができればいいと思ったから、日本に行ってこのみを助けることにした。日本に行ったら、ホームシックになるのではないかと心配したけれど、このみは自分をうまく働かせてくれるので、ホームシックになる暇もなかった(大笑)
ここに来て、たくさんの皆さんからのLOVEをいただき、とても勇気をもらいました。
また日本に帰って、このみともっと力強く日本のバイオダイナミック・ムーブメントを推し進めます!
ありがとうございました。
大拍手〜!!!
その他の人もそれぞれ、このカンファレンスの感動を伝え、会場は感動の渦に包まれていた。

最後に代表から。。。
(これも、隠し撮り!)

カンファレンスも終わりに近づいた頃、私たち二人と農業部門代表の3名全員が私たちと直接日本のことを話したいと言って下さり、特別な会合を持つことになりました。3人とも「昨日のスピーチも今日のスピーチもよかったよ〜」とお世辞?言ってくださった。「そうですかあ〜?」二人とも、緊張と興奮でよくわかっていない。
特にベンは、1回目のスピーチの時は緊張で顔面蒼白だった!
私たちは個人的に日本の状況をお話し、そして彼らはこれから後の私たちのスイス滞在中に、できる限り私たちがしたいことができるように、色々なアドバイスをしてくださいました。
その中で、韓国にもバイオダイナミックをやっているところがあり、そこと繋がるといいだろう。ヨーロッパに来るより近いしね。また、近い将来?環アジアバイオダイナミック会議が持てたらいいね、というような話も出ました!さあ、先はどうなるか!!!

ここに私たちが来ることのつなぎになってくれた元農業部門代表のニコライフックスさんも忙しい中、この私たちとのミーティングに駆けつけて下さいました。
そして彼は、私たちがとにかく今の方向性で、いい農場を作ることに専念することが一番大事だ、と強調してくれました。
そうなんです。私たちはこんな大きな会議に出ることや、また新たなカンファレンス作りをすることが大目的ではなく、私たちが計画している農場作りに専念することがしたいことであり、私たちdo-er(行動する人)として最もできることであり、日本に必要なことだと私たちは思っているのです。
それを理解していてくれるニコライとその農業部門代表の皆さんと、短い時間でしたが、深い話ができて、本当にヨカッタです。
向かっているところは、守られている、そんな風に感じました。(うまく表現できませんが・・・)
感謝!!!
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Edited by このみ/ Konomi Campbell 2012/02/14 17:34:35
Last Modified 2012/02/16 15:12:14