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2012/02/07スイス旅行記19 ハールマンの搾乳法1

ハールマンのミルキングパーラー(搾乳所)は、至ってシンプル
段差のあるミルキングパーラーで、作業する人が下にいる形です。(これはスイスでも、ニュージランドでも、日本でも先進的な放牧酪農?のところはみなこうなっていますね。最近。全部見たわけではありませんが。。。よく見ます)
ハールマンが今搾乳しているのは14頭。来年はもっと増えるそうですが。
で、搾乳場は3箇所
全部の牛の搾乳は約1時間で終わります。

さて、準備ができると、外で待機している牛を中に入れるドアを開きます。
外では1人の研修生がエサを食べさせた後、3頭ずつドア近くの待機所で牛を待たせているのです。ドアが開くと、牛自らが中に入ろうとするのがスゴイ!

搾乳自体は、どこの酪農家とも変わらずこの搾乳機です。

違うのはこの後。搾乳されたミルクは、よく見られる長〜いパイプを通して1箇所のタンクに集められるのではなく、1頭ずつのミルクが1つのガラスのビンに溜まっていきます。(長いパイプを使わなくていいということは、洗浄するのに多量の水やお湯や、洗浄剤を使わなくていいということです!普通の酪農家さんが搾乳後の機械の洗浄のために、どれだけの水とエネルギーを使って、また多量の洗剤を使っているかを知っていると、このシンプルな方法の素晴らしさが分かると思います)

そして、1頭の搾乳が終わると、ガラス瓶の下のコルクを開けて、その下においたバケツにジャーと開けるだけ!!!それを何度も繰り返す。搾乳のビンもバケツも最後にお湯と少々の洗剤で洗うだけ。もっともシンプルで安全ではありませんか!
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Edited by このみ/ Konomi Campbell 2012/02/16 16:40:08
Last Modified 2012/02/16 16:55:48