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2012/02/07スイス旅行記20 ハールマンの搾乳法2

さて、搾乳室の隣は、つまりドアを開けると、チーズ工房になっています。
搾乳したミルクが来る前に、ハールマンは、大きなステンレスの桶に、なにやらヨーグルトのようなものを入れていました。

搾乳したガラス瓶から出したミルクが入ったバケツは、お隣のチーズ工房の部屋に持っていきます。そして先ほど、ハールマンがヨーグルトを入れた桶の上に漉し器を通して直接桶の中に、ジャーっと!!!!!!!!
まだ、母乳の暖かさがある、そのままを!!!!!!!!
(日本ではあり得ません!日本は、搾乳されたミルクは集合タンクにパイプを通して集められ、即行冷やされ、その後熱処理で殺菌され、、、、大きなタンクを載せたトラックで雪印やよつ葉やという会社に運ばれ。。。ミルクパックにパックされ、スーパーに出る、、という流れが一般的です。尚且つチーズという発酵させるものに大しては、更に衛生法がうるさく、生ミルクで、それも搾乳室のとなりにチーズ工房があるなんてことは、日本の保健所の考えからいうと「ありえない!」の一言で一笑されることでしょう!が、これは当然のあり方なのです。日本のやり方の方が「あり得ない」のです。だって、ミルクって母乳ですよ。人間の母乳を殺菌して赤ちゃんに与える母親がいたら、私は失神してしまいますよ!?「母乳は完全食」です!!!)

漉した後。

チーズ作りに使わない残りのミルクは、このようにそのまま!牛乳パックに詰めるだけ。もちろんデメターシール付の生ミルクです!

近所で定期的に購入する方は、自分のミルクバケツをハールマンに預けてあり、それに2リットルとか3リットルとか決まった量を詰めていました。バケツには名前とリットル数が書いてありました。いいですね!エコ!
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Edited by このみ/ Konomi Campbell 2012/02/16 17:00:22
Last Modified 2012/02/16 17:14:45