ソフィア・ファーム・コミュニティー [バイオダイナミック農法]
A Biodynamic CSA Farm
based on Rudolf Steiner's indications for a healing, ecological, and spiritual approach to a sustainable care of the Earth.
バイオダイナミック農業の生産物は、食べる人の人生の課題に気づき、行動する力を与えてくれると言われています。
ソフィア・ファーム・コミュニティはバイオダイナミック農業を実践し、心の栄養となる生産物を供給していきます。
ソフィア・ファーム・コミュニティの活動を通して、少しでも地球を癒せればと思っています。
皆様のお力をお借りして、野菜や動物を育て、環境に配慮し、
地球を癒す生き方にチャレンジする多くの方に、学びの場を提供できればと願っています。
どうぞ皆様、ソフィア・ファーム・コミュニティーの活動にご協力ください。

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2011/03/27
日本でもっとも歴史の長いBD農場:ぽっこわぱの祥子さんから
[BD農業(BD farming)の実践Comment(2)]

ぽっこわぱのドニーさんと祥子さん

以下の文は日本バイオダイナミック協会 のHPからの転載です。

2011/03/27 ぽっこわぱ耕文舎の假野祥子さんから

震災についてのシュタイナー国際本部ゲーテアヌムからのメールもあわせてご覧ください)
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皆様、貴重な数々のご連絡を頂きましてありがとうございます。
 返事を差し上げるのが遅くなってすみません。こちらは地震発生後から阿蘇へ避難されてくる方々が増え、30名近い方々から連絡があり、20名の方々が実際ぽっこわぱまで訪ねて来られました。ぽっこわぱ内に滞在しておられる方々もおられますが、昨日やっと村内のアパートを借りる手続きが済み、6名の方々が阿蘇への移住を決め、ぽっこの近くに居を構えられたのでほっとしました。
 住民票等を取りに行く暇も無く出てこられたのでとりあえず私が保証人になりましたが今後も増えるかもしれない避難して来られる方々のため、行政や不動産業者と連絡を取って対応していく予定です。
 同じような取り組みをされている方々、何かありましたら情報交換しましょう。

 ぽっこわぱは南阿蘇村から借り受けている旧村役場だった施設があり、一部改築して通常「農業研修所」として運営しているのですが、今後避難する方々が増える場合、この施設の利用も検討する予定です。

●各バイオダイナミック(以下、BD)調剤について(ドニーからきいたのですが)

 チェルノブイリ原発の事故後、ヨーロッパ各地のBD農場の作物における放射性物質の残留物質の数値が他の慣行栽培農場の作物に比べて少なかったという事例があるそうです。特にセシウムとストロンチウムの値が低かったそうです。ドニーは、具体的な数値を記した資料を手元に持っていません。知っておられる方々は情報を提供してください。

 現在のチェルノブイリ周辺の土地でBD関係の人たちが残留濃度他についていろいろな栽培実験をしていると聞いたのでなにかご存知の方は情報をください。
 又、イタリア人のENZO NASTATI という人が、重金属やダイオキシン等化学物質で汚染された土地の浄化にBD調剤などを活用しているそうです。
 ゲーテアヌムではこれらの取り組みに対して何か情報や資料をお持ちでしたら教えてください。
 イタリア人のENZO に関してはドニー曰く、「ポドリンスキーみたいな人らしい」ということですが…。

 私たちは以前、BD調剤が放射性物質に対して何らかの吸収の抑制効果があることを学びました。特に「若い力のあるカルシウムとして地上に存在する卵の殻(カラ)は効果がある」そうです。

 各種BD調剤やBD調剤堆肥を用いて農場を営んでいる地はそれだけで吸収の抑制力があるかもしれませんが、今後、マリアトゥーン(以下、MT)の「樽堆肥」を多く施用するとよいかもしれません。この中には卵の殻や玄武岩が入っています。
 私たちの持っているMT調剤では限りがあるので、これから春、新たに仕込むことが出来るかドニーにきいた処、大丈夫とのこと、4月の上旬、適した日に仕込みをすれば、6月中旬までにはできあがるそうです。これから仕込める生産者の方々、今回のことは長期戦になります。どうぞ皆さんも心を落ち着け、心を込めてMT調剤をつくって、いつでも希望する方々に分けることができるよう、ストックを増やしておきましょう。これからの季節、4月中旬にかけて月の下降期に仕込んでつくりましょう。

 もう一つドニーからの提案ですが、
 502番のノコギリソウの調剤も吸収の抑制力があるのでは、と考えているそうです。卵のカラ(若いカルシウム)がストロンチウムの吸収を抑えるように、ノコギリソウ(カリウム)がセシウムの吸収を抑えるのではないかと考えています。ドニーが言うには、植物は土中のミネラル分を吸収するときに先にカリウム分をまず吸収するそうです。土中のカリウムの存在をまず調えることが大切だそうです。カリウムとセシウムのプロセスはとても似通っていて、植物にとって、土中のカリウムの量や働きが弱いと、先に土中のセシウムの方を吸収してしまうそうです。ですからまず、カリウムの存在が大切だそうです。



●MTの樽堆肥の施用はもちろん、堆肥の調剤の一つである502番(ノコギリソウの調剤)を土壌に散布してみてはどうでしょうか。1反あたり5g〜10gを10リットルの日向水に溶かし、一時間、ダイナミゼーションをします。


 今年の種まきカレンダー2011は4月下旬発行予定です。
 今年も恐ろしい惑星や天体の配列が多くあるそうです。特に8月は大変だとドニーは言っています。
 これからも日々、心を寄せて皆様のために祈ります。そして現実の中で阿蘇に集う私たちができることに取り組んで参ります。天と地の間でコツコツとBD農場を営むこと、作物を育てること、空間を守ること、大切な人たちのことを思うこと、とてもとてもささやかではありますが「日常」がどれだけ大切なことか心と身にしみます。
 ぽっこわぱでは只今の季節、春の種まき植えつけの真っ最中です。そしてぽっこの仲間たちやの廻りはベビーラッシュです。霊界に召された方々からの励ましや導きを強く感じます。

 皆様、呉々もおからだ大切に。
 心からの感謝を込めて。        祥子より。


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また、世界各地のアントロポゾフィーの方々から、震災の情報交換の場ができました。
http://noharajp.net/openforum/
(アントロポゾフィー・フォーラム/未曾有の災害という運命に向き合うための情報と意見交換の場)

 




[BD農業(BD farming)の実践Comment(2)]

Edited by このみ/ Konomi Campbell 2011/03/30 09:00:29
Last Modified 2011/04/22 20:26:40

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コメント(Comment)


Never seen a beettr post! ICOCBW

投稿者(Contributor):Puss|2011/07/18 11:42:29


One or two to rmeemebr, that is.

投稿者(Contributor):Rangler|2011/07/20 01:11:23

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